税理士試験における理論暗記のコツ

税理士試験で一番苦労するのが理論の暗記ではないでしょうか。

 

理論の暗記方法のコツは、初めから一字一句覚えるのではなく徐々に精度を上げていくと比較的スムーズに覚えることができます。

 

理論を覚えようと思ったら初日は読み流す程度にサラッと音読しましょう。

 

何度が読み続けたら赤字になっている重要語句を押さえるようにして読み進めましょう。重要語句を押さえることによって条文全体の内容を把握しやすくなるので解説を読み込んでおくことも忘れないでください。そうすることによって翌日以降の暗記が楽になります。

 

2日目はただ読み流すだけでなく軽く暗記するようにしましょう。この時点ではまだ一字一句覚える必要はありません。赤字や重要語句を中心に覚え、要点を箇条書きで説明できるようにすることが大切です。

 

3日目からは本格的に理論を暗記します。タイトルも一字一句間違えないように覚えましょう。

 

とてもつらい作業になりますが、1日目と2日目に下準備をしているので初めから覚えるよりはスムーズに暗記することができます。暗記が苦手という方は時間を測って暗記する方法が有効です。時間を設定することによって集中力が増し暗記するスピードも上がってきます。

エビングハウスの忘却曲線を理解した上で税理士試験の理論暗記をしよう

3日間で理論を一字一句覚えたとしてもそれで終わりではありません。

 

人間は時間が経つにつれて忘れていく生き物なので、忘れそうになった頃にまた覚える必要があります。その時有効な方法がエビングハウスの忘却曲線です。

 

エビングハウスの忘却曲線とは人間が忘れるまでの時間と記憶の関係を表した図のことをいいます。

 

エビングハウスの忘却曲線を利用して初日、翌日、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後と間隔を空けて覚えなおしをすることは有効です。これによって長文を一語一句覚えなければならない特殊な税理士試験の理論暗記の対策につながります。

具体的な税理士試験の理論の暗記方法

税理士試験の理論暗記は、まずは読んで覚えるのが効率的であるといえるでしょう。

 

理論は膨大な量なので書いて覚える方法だと時間がかかってしまうからです。またずっと書き続けているととても疲れてしまい、腱鞘炎などになってしまうので注意する必要があります。したがって書く作業は一番最後の総仕上げまでとっておいて、音読や黙読などで理論を覚えるようにしましょう。

 

理論の暗記は通勤中でも行うことができますが、満員電車だとテキストを開くのが難しいのではないでしょうか。そんな時は自分で理論を読んだものを録音しておいて、それを通勤中に聞く方法が有効です。

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