会計事務所の仕事がつらい時期はいつ?

会計事務所の仕事は、繁忙期とそうでない時期の差が激しい仕事のひとつです。繁忙期は残業が多くなる可能性が非常に高く、仕事がつらいと感じる人も多くいます。反対に、繁忙期でない時期はゆとりがあり、暇だと感じる人もいます。

 

会計事務所の繁忙期は、1年でいくつかの時期に分けることができます。おもに5月と年末から1月、そして3月ごろが繁忙期にあたります。

 

基本的に多くの会社は3月に決算を行います。そして、法人税などといった会社の利益にかかわる税金の申告は決算から2か月のうちに行わなければなりません。そのため、決算の行われた3月から2か月後の5月は税申告の締め切りが迫り、会計事務所への依頼が増えてくるため、繁忙期となるのです。

 

年末から1月は年末調整が行われる時期です。年末調整では依頼者の会社の従業員のすべての調整作業を行わなければなりません。数多くの会社が依頼するうえに、依頼された会社の従業員の数が多ければ、仕事量も必然的に増えていきます。年末調整が終われば、法定調書や給与支払報告書、償却資産の申告などといった1月が期限となっている多くの作業が集中するため、繁忙期となります。

 

2月から3月には確定申告があります。個人からの依頼となりますが、不動産を持っている人などの確定申告は手間がかかります。そのため2月の初めから3月15日ごろまでは繁忙期となり、残業続きや休日出勤が連日続くといった状態も多いです。

 

これらの時期は非常につらく、続けていくことができないと感じる人も多いです。反対に夏の時期は繁忙期ではないため、有給休暇を取る人もいます。

会計事務所の仕事は慣れるまでつらい

会計事務所の仕事は、繁忙期と暇な時期との落差が激しく、つらいと感じる人も多いです。また、決算は毎月あるものであるため、月末は必ず忙しくなる事務所もあります。これらの忙しさは、その会計事務所がどのような仕事を主に請け負っているのかによって違います。行う仕事内容はそれぞれに精通しているものが多いですが、依頼者の数や仕事内容によって、事務所によりそのつらさはまちまちです。

 

ブラック企業のように感じる人もいますが、税理士になりたいといった将来的な目標や会計知識・経験・スキルを身につけたいといった希望がある場合は、非常に魅力的な職場です。スキルを磨くことができるため、つらい中でも充実した仕事となる可能性も高いです。

 

資格や経験を積めば、比較的簡単に転職ができる仕事でもあるので、職場環境が原因でつらい場合でも、悲観する必要はありません。

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