40代で税理士試験を受験するなら計画的に勉強しよう

40代から税理士試験を目指すのであれば計画的に勉強する必要があります。

 

40代になると20代や30代の頃とは違い、結婚して家庭を持っている方が多いのではないでしょうか。

 

家庭を持っていると家族のために使う時間が多いので、1日のすべてを勉強に充てることが難しくなってしまいます。また結婚をしていないとしても、40代は中間管理職のポジションの方が多いので残業も多くやはり勉強に充てる時間が少ない状態です。

 

このような40代が税理士試験を合格するには、計画的に勉強していくことが大切です。

40代で税理士試験を受験するなら1科目ずつ合格を目指そう

計画的に勉強していくとはどのようなことであるかというと、税理士試験の科目合格制度を利用することです。

 

税理士試験は11科目ありその内の5科目を合格すれば税理士になることができます。税理士試験は5科目をまとめて受験しなけらばならないわけではなく、毎年1科目ずつ受験することも可能です。

 

したがってまとまった勉強時間をとることができない40代は、1科目ずつコツコツと地道に受験していくことがポイントとなります。

 

1科目ずつ受験するのは一見遠回りのように感じてしまいますが、難易度の高い税理士試験にとっては有効であるといえます。合格できなくて10年近く税理士試験にチャレンジしている人も多いので、5年で合格出来たら早い方だといえるでしょう。

 

1科目ずつ集中して勉強することによって少ない勉強時間でも合格する確率を上げることができます。

40代で税理士試験を受験するなら簿記論から

税理士試験を1科目ずつ受験するのであれば、受ける順番も大切です。

 

まず初めに受けるべき科目は税理士試験の登竜門といわれている簿記論から始めましょう。簿記論はその名の通り簿記の内容が出題される試験なので、日商簿記などを受けたことがある方には勉強しやすい科目であるといえます。

 

簿記論が合格したら次の年は財務諸表論を受験しましょう。財務諸表論は簿記論と内容がかぶっているので簿記論に続けて勉強しやすい科目です。

 

簿記論と財務諸表論は必修科目と呼ばれており、この2科目を合格しないと税理士にはなれないので早めに受けておくようにしましょう。

 

他にも税理士試験には選択必修科目というものがあり、法人税と所得税のうちどちらか1科目を受からなければなりません。

 

法人税はとても難しい科目ですが、実務で役立ちます。将来税理士事務所で働きたいのであれば法人税を選択するのが有効です。ただし内容がとても難しくボリュームがあるので、時間に余裕がありそうな年に受けるのがいいでしょう。

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