税理士試験でホチキスは必須ではない

税理士試験ではいくつかの文具が持ち込み可能とされており、一般的な筆記用具のほかにも黒または青インクのペンや定規、そしてホチキスが挙げられています。ホチキスの持ち込みは必須ではないとされていますが、そもそも初めて税理士試験を受ける人にとってはどのように使えばいいのかわからないという人も少なくないようです。

 

そんなホチキスは、主に問題用紙や解答用紙がバラバラにならないようにまとめておくという用途で利用されることが多いと言われています。

 

実は以前の税理士試験は、複数枚ある問題用紙や解答用紙がホチキスで留められていない状態で配られていていました。このため問題を解いている間に問題用紙や解答用紙がバラバラになってしまい、タイムロスが生じてしまうという問題が起きていたようです。

 

そんなトラブルを防ぐためにホチキスを持ち込み可能として、受験者たちが各自で問題用紙や解答用紙をまとめることでタイムロスなく試験に集中できるようにしたとされています。

税理士試験でホチキスが必要な場合

では税理士試験を受ける際にはホチキスが必要なのかどうかというと、必ず必要だというわけではありません。

 

その理由としては、まず問題用紙がA4の冊子状態で配布されるようになったことが挙げられます。

 

以前はA3の問題用紙がバラバラの状態で配られていたのですが、あらかじめホチキス留めをするようになったため問題用紙をまとめる必要性がなくなったのです。このため問題用紙に関しての問題は発生しなくなっていることから、ホチキスを持ち込む必要性が下がったと考えられています。

 

ただ解答用紙に関しては問題用紙と違って冊子状態にはされていないので、解答を記入している間にバラバラになってしまう可能性があります。そのため解答用紙を確認したり遡って解答をチェックする際に起きてしまうタイムロスを懸念する人であればホチキスを持ち込んだ方がいいとされていますし、そこまで問題はないと考えている人であれば持ち込む必要はありません。

 

このようにホチキスの持ち込みが必要なのかどうかという点については個人差があるため、必ず持参した方がいいというわけではないようです。ただ初めて税理士試験を受ける人や、過去の試験で用紙をまとめていなかったことでタイムロスが発生してしまったという人は、持参しておいた方がいいと言われています。

 

また持ち込み可能とされていることから、必要でなくても念のため持ち込んでおいた方が安心だという意見もあるようです。

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