税理士試験の受験資格とは?

税理士試験は、国家資格の中でも難関な資格試験の一つに挙げられます。

 

この試験は、誰でも受験できるわけではなく、「受験資格」という条件が必要な試験です。大学で法学部・経済学部を卒業した者や日商簿記検定1級の資格所持者などが受験資格を得るための条件となっています。

 

試験は、全部で11種類の受験科目の中から5科目を選択して合格を目指しますが、どれを選択してもいいというわけではなく、会計科目を2科目と税法3科目(必須1科目、選択2科目)となっています。

 

どの順番でも受験可能ですので、興味があるものから始めても、会計科目から始めても良いでしょう。

税理士試験の科目合格は生涯有効

税理士試験は、科目合格制度を採用している試験のため、1回の受験で5科目を合格する必要ありません。1科目ごとに受験が可能で、しかも合格した科目は生涯有効になることから、長期にわたって試験に望むこともできるのです。

 

受験生にはそれぞれ異なったライフスタイルがあるため、各々にあった受験計画をたてることができます。一歩ずつ、着実に合格を目指すことができますので、難関試験といわれていますが、容易ににチャレンジするができるでしょう。

税理士試験の合格に10年以上かかかる人もいる

受験生にはさまざまな境遇の人がいます。

 

サラリーマンの方であれば仕事、大学生であれば学校の勉強との両立がつきまとうわけです。もちろん、順調に合格する人もいれば、中には、何年も合格できない人もいるでしょう。

 

1年で1科目を合格するとした場合、5年の期間を要することになりますが「順調に合格していけば」という話。スケジュールはあくまでも予定です。

 

事情により試験を一度中断せざるを得ない理由ができるなどして10年以上かかってしまう人もいます。また、不合格になってしまった科目は、翌年以降に繰り越されていく訳です。

 

翌年に別の1科目を計画していた場合、2科目のダブル受験となってしまい、かなりの負荷が生じるので、共倒れになるリスクを抱えることになります。かといって、翌年は不合格となった科目だけに集中して受験をすることになれば、当初予定していた別の科目を一年遅らせる必要がでてきてしまうのです。それぞれの他の科目に同様のリスクがついてまわることになります。

 

無理なスケジュールによって体を壊し、日々の生活にまで支障をきたすことになれば、試験勉強へ障害がでて当然です。そのようなことになれば、どんどん受験期間を伸ばす原因になってしまい、試験を断念せざるを得ない状況になってしまいます。

 

そのような事を防ぐためにも、専門の予備校を利用するなどして、スケジュール管理に無理をせず、気持ちの余裕を持ちましょう。

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